108 :日出づる処の名無し :2005/09/24(土) 23:30:37 ID:r7rviyzY
子供のころ田舎のばあちゃんちの柿の木が豊作になった。
父が登って沢山もいだのだけれどまだいっぱい残ってた。
それを見てもったいないと思い母に
「まだとれるところあるのにどうしてとらんと?」と聞いた。 すると、
「なんでもかんでも人間様のもんにしたらいかんとよ」と言った。
「柿がほしいのはうちらだけじゃなかとやけん」と。
新年を迎える為に再びばあちゃんち訪れたとき、辺りは一面雪でまっしろ。
そのなかに枝の先に熟れて残った真っ赤な柿の実と、
餌を求めて山からおりて来て、その実をついばんでいる小鳥たちの姿。
それを見たときの感慨が、なんだか忘れられない。
そして思う。風土が育てる国民性について。